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中核派関西問題は、「スターリン主義とは何か」という問題の再検討の必要性を提起している

 投稿者:富士川  投稿日:2007年 5月30日(水)12時08分30秒
  通報 返信・引用 編集済
   中核派は、周知のように、「反帝国主義・反スターリン主義世界革命」を掲げている。ところが、その党派の内部で、労働者メンバーが、政治局員を打倒するということが起こったのである。昨年2006年は、ちょうど、1956年のハンガリー革命から50年の年であるが、起こったことは、そのミニチュア版というべきものである。
 それに対して、中核派内部が、「労働者の蜂起は、革命的決起であり、支持する」というグループと、「右派の軍事クーデター反対! テロ・リンチ反対! 暴力反対!」と叫んでいるグループに分かれていることは、1956年の国際共産主義運動の状況とそっくりである。

 このことを、どう考えたらいいのだろうか?

 結論から言えば、中核派は、反スターリン主義を掲げてはいるが、その組織実態としては、「中核派もまたスターリン主義だった」ということである。「中核派=反スタの仮面をかぶったスターリン主義」、「中核派=反スタを自称するスターリン主義」という規定が成り立つということである。その矛盾が長年にわたり蓄積され、ついに爆発したのである。

 三一新書から出ている『新共産党宣言』(江口幹著、1998年刊)という本がある。その中に、「ソ連とは何だったのか」という章があるが、非常に興味深い。
 ソ連社会は、全人口2億6千万の社会であるが、それは75万人ぐらいのノーメンクラツーラと呼ばれる特権官僚層が支配し、一切の決定をおこなっていた。労働者には、自己決定権がなく、ノーメンクラツーラが決定したことをやらされるだけという存在だったのである。「労働者が社会の主人公だったのか」という点について言えば、そうではなかったということである。

 このソ連社会の実態と、中核派という組織の実態を比較してみれば、じつによく似ていることに、気づくと思う。
 中核派は、組織論において、スターリン主義的組織論をそのまま引き継いでいるのである。ところが、その当の中核派は、政治局員クラスの幹部も含めて、そのことに気づいていないということである。

 なぜそうなのか、ということは、中核派の「スターリン主義の本質規定」に誤りがあるからなのであるが、詳しくは、別に機会に論じたいと思う。

 この掲示板で、他の方々からも、いろいろ意見を発表していただくことを、期待する。
 
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